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かけ算九九言えるのに

かけ算九九の勉強が始まって生き生きしていたあるお子さん
最近表情がさえません

「どうした?」
「困ったことがある?」
と声をかけると

「かけ算九九言えるのに・・・プリントができん」

どうな風にできないのか確認すると
暗唱はすらすらできていますが
「ににんがし」
「さんくにじゅうしち」

「2×2=4」
「3×9=27」
がでてこないのです
でてきても遅い
そのため時間がかかっていました

また文章題ではかけ算の意味が充分に分かっていないのでたしざんで計算してしまったり
わかっても「かけられる数かける数」「一あたりの数お皿の数(いくつ分)」の意味が分かっていないので式が反対になったりするのです

はじめはすごくできたかけ算九九も失速して落胆していました

このお子さんは耳からの入力は抜群
記憶力はとてもよかったです
だから九九の暗唱は早かったのでしょうね

そこでいくつかの提案をしました

<暗唱の勉強方法>
・かけ算九九の表を見ながら暗唱する
・かけ算九九の表に書いてある読み仮名の数字の部分に色ペンで印をつける
・暗唱の時数字を意識しながらする

<かけ算の意味を考える>
・遊びの中で「1あたりの数=かけられる数」「お皿の数=かける数」をわかりやすく実践する
(例)100円ショップで買ったお皿を用意してその中にあめやチョコレートを同じ数ずつ分ける
   お皿の上に「かける数」「お皿の数」と書いておく
・絵をかいてイメージする 
c0109174_09254240.jpg

「(追い)かけられる」=泥棒  「(追い)かける」=警察
「(追い)かけられる」×「(追い)かける」
と自分で書き込んで絵で計算の順序を覚える
※これは南木雅弘先生のホームページからアイディアをいただきました


これをはじめて1週間
「俺天才になってきたよ」
最近お勉強をするのにプリントを隠したり「宿題ない」と噓をつくことがなくなりました
できるとうれしいですよね

一つ乗り越えて自信になりましたよ

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by forza-passo-71 | 2017-02-05 09:30 | 小学生

漢字がなんかおかしいぞ

きをきる → 気をきる
すいでん → 水電
てんき  → 点木

こんな子どもさんがいます。
漢字の字体も十分にとれているのに意味が分かっていないのかまるでとんちんかんなのです。

このこどもさんに聞いてみました。
漢字のテストの時どんなふうに解くの?
読んでみてくれる?

するとこの子どさんは漢字の読み仮名の一部だけを見て書いていることがわかりました。
「文章を読んでみてね」と言ってみましたがそれもなかなかできません

そこで漢字の勉強の時に書く前にドリルに書いてある3つの文章を読んでみることにしました。
はじめは大人が、慣れてきたら自分で読むのです。
この時に必ず意味が分かっているかどうか説明をしてもらいます
わからないものは一緒に調べたり意味を教えてあげました。

はじめは少し時間がかかりましたが慣れてくると自分でもできるようになってきて
今回初めての漢字のテスト
実は98点でした。
この子どもさん、できたことが本当にうれしかったようで早速兄弟に勉強の仕方をレクチャーしていましたよ
よく頑張りました

少しの勉強方法の変化がこんな充実感につながるんですね
何に困っているのか一緒に考えましょうね
きっと良い結果が見られると思いますよ


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by forza-passo-71 | 2017-02-03 20:59 | 小学生
「これって箱?四角が3つ?」
こんな話から始まった会話

どうしたどうした?
なにがあったのかなあ?

詳しく聞いてみるとどうも教科書の図が立体のようには見えないようです。
授業中にみんなの見え方と自分の見え方に違いがあるように感じたとのこと。
実物はきちんと把握できるのですが平面に描いた絵をイメージすることができない。
これでは図形の学習が困難になりますので早急に対応が必要です。

まずは
・平面の絵に頼らずに実物を使うこと
・ノートをとるときに図を書かないようにする→書くことでの混乱を防ぐ
・頭の中に図形のイメージができるように具体的なものの名前を浮かべるようにする
 (たけのこの里の箱をとか・・・ポテトチップスの箱をとか・・・)

これで対応をしました。

最近は自分のイメージが正しいかを確認してくれることも出てきました。

自分で何が難しいのかを把握する力
困難さを解決しようとする勇気
実際に解決して得た充実感

これが彼の成長には不可欠なんです

できた自分
できるようになったプロセス

これを大切にしていきたいなあと思った出来事でした。

ちなみに図形の実物は粘土で作ることが多かったです
粘土箱に糸を入れて切ることで対応しました

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by forza-passo-71 | 2017-02-02 22:12 | 小学生
いい会社に入らないといけないんだ
だからいい大学に行かないといけない
そのためにはいい高校に入らないと

と言っていた子どもさんがいました。

学生時代には明確な偏差値という基準がありましたが会社を選ぶときにそんな基準はありません
名が知れているかどうかのあいまいな基準も彼には不安要素でした

実際に中学や高校といろいろなことが動きだすと思うようにいかないこともあって
思うようにいかないとこんなはずではなかったと後悔が始まります

もうひとランク上の高校に受かっていればこんな嫌なめにあわなかったのでは
大学がよくなかったからこんなことになったのかなあ
こんな言葉をよく聞きました

この子どもさんに
生きていく中で絶対に揺らがない安全な仕事はないよ
とずっと伝えてきました

いい会社に入ってもリストラされることもあるよ
いい会社に入っても会社がつぶれることはあるよ
絶対はないよとも

最近ニュースで大手の会社の労働環境が取りざたされていますよね
それを見て彼のいい会社の基準が揺らぎ始めました
いい会社と思っていたところで社員が自殺をしている事実に愕然としたのです

いいきっかけになっています
何を基準にいい会社なのか
自分に合っているかが一番重要なんだということ
笑顔で長く働けることがいい会社の条件であること

少しずつ自分の人生を選択するときの基準が一つでなく柔軟で幅広いものになりつつあるなあと思います

いろいろな経験を通して人生の選択基準は変化していきますよね
この変化がなかなか難しく初めに考えた基準を変えられない人もいます
でも少しずつでいいのでこの基準に幅が出てくるといいなあと思います
人に出会っていろいろな経験をしてものの見方にレパートリーが増えてくるともう少し生きやすくなるのではと思います

ゆっくりゆっくり
着実にすすんでいると思います

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by forza-passo-71 | 2017-02-01 21:37 | 高校 大学
13-7=14
15-8=13
12-9=17

この計算の仕組みわかります?

ある子どもさんの思考です
キチンと自信もって説明してくれるんです

説明するよ
まずね7-3で4
10残っているから14だよね

ん~
どうしてそんな思考になった?
この前まではできていたのに・・・・。
今算数どんなことしているの?

教科書を開いてみると
40+20=
46-3=
こんな感じです
十の位とか一の位とか覚えたんですよね
それは頭に入っているのに
自信もって10は残っているからなんて言っているけどわかっているようで量の概念が抜けているんですよね。

そこで計算の練習をするのでもなく
お菓子をいっぱいもってきていっぱいのお菓子からいくつかを食べる
量はどう変わるかの確認をしました
文章問題を遊びながらいっぱいしたような感じですね

その後に計算を再度した時には
「引き算の時は減るんやもんね」
「確認!確認!」
なんて言いながら計算していました

方法だけが独り歩きして考えることがない場合には「考えること」を思い出す
この支援は大切ですよね

これからも難しくなったら考えようね


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by forza-passo-71 | 2017-01-31 10:40 | 学習
ある中学生の子どもさんからです

「きちんと」っていう言葉を聞くとイライラする
僕にきちんとって言わないで

なになに?
何があったの?

聞いてみると小学校の時からずっと言われてきた
頑張ってみたけど何一つできなかった
頑張ったことは認められなくってできないことばかりを言われる

こんな内容でした。

具体的に聞くと
英語の単語を書いていくけどノートの字が汚いとかえされる
漢字を書いていったら1ページノートを飛ばしてしまっていたことを責められる
授業中の姿勢を注意されてきちんとしているときはなにも言われないが疲れてダラーとなったとたんに怒られる。
久しぶりにワークの提出が間に合ったと思ったら1ページするのを忘れていてまた怒られる
部活で頑張っていたがきつくて座り込んだら「お前はいつもそうだと𠮟られる」

聞いているだけで涙が出てきますね

このお子さんは腹筋や背筋がつきにくくいつも姿勢がくずれがちで運動も上手にはできないのです
でも毎日早く起きて朝練に行き運動をして学校で頑張って放課後も部活をしているのです

できていることを認められたい
頑張ったことをほめてもらいたい
人より時間がかかるけど頑張っているんだ
うまくできないけど努力しているんだ

そんな心の声が伝わってくるようでした

評価を上げてほしいわけでもないんです
点数化してほしいわけでもないんです
認めてほめてほしいのです

こんな彼を素晴らしいと私は思います
あなたの努力は素晴らしい
私は見ているよ
怒りたくなることもあると思うけど
認めている人は確かにいるからね
本当に本当に努力しているとおもうよ

ノートがとぶことに関してはクリップをつけてノートがとびにくくなる工夫を
ワークのし忘れは事前に確認をすることを
英語のノートは単語ごとに線を入れて見やすいようにそれぞれ具体的な工夫もしてみました

努力は報われるよ!
みんなちゃんと見ているよ!

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by forza-passo-71 | 2017-01-31 10:17 | 中学生

日本のスープ?

ある子どもさん「きいのうね、日本のスープ飲んだよ」
私      「日本のスープ?」「どんなスープやった?」
こどもさん  「タナゴと玉ねぎはいってた」



よくよく聞いてみると
本日のスープ
日本のスープ
になっていたようでした。

この子どもさん、最近漢字学習を唱える学習に変えて漢字への興味が増してきているのです。
「元旦の元は元気の元やね」
「白玉の玉は卵の漢字と違うんよ。知ってた?」
なんて漢字の話題が多いのです。


この日はカレー屋さんに行ったようで本日のスープを日本のスープと読み間違えてしまったのでしょうね。できる思いがほかの学習を刺激してきていますよ。
帰宅後には地図パズルでインドを調べて教えてくれたりもしたそうです。
「中国の下にある三角の国よ」
なんて言っていました。

学ぶってこんなことなんですね。
できることがさらに学につながっていくことを彼は実感していると思います。


これからもいろいろなことを教えてね。

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by forza-passo-71 | 2017-01-29 19:46 | コミュニケーション

この本を読んでみて

c0109174_16154083.jpg


「この本読んでみたんだよね」
ある子どもさんが紹介してくれました。

今、受験期。
みんながどの道に進めばいいか考えている時期です。
学校の図書室で見つけたこの本はとても心に刺さったようです。

私もまだ全部は読めていませんがどんなふうに心に刺さったのか読ませてもらおうと思います。
周りの子どもさんも関心を示してくれたので一緒に読んでいきますね。

100%の決断なんてないんだよね
どんなふうに自分の道を決めたらいいのかわからないんだよね
失敗するの嫌いなんだよね
決めたのに間違いだった~って思いたくないんだよね

なんていいながら悩んでいる子がいっぱいいます。
少しずつみんなで読んでいこうと思います。

ありがとうね


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by forza-passo-71 | 2017-01-28 16:46 | 高校 大学
62÷7の計算をするとき

7×8=56
7×9=63

「8」は大丈夫
「9」は入らなかった

これを頭の中で記憶しながら進めていくのですが
「記憶すること」
「計算すること」
が同時進行していくときに記憶ができない子どもさんがいるのです
記憶ができないことで何度も同じ計算をしたり時間がかかってしまったり
そのうち自分は勉強ができないと思い始めて宿題のする気にならず
悪循環ですよね

ひっ算の計算の横に
8 56
9 63
とメモするだけで問題解決なんですけど

これを見つけてあげるかあげないかで勉強への取り組みが変わりますよね
怒らなくていいし

うまく勉強が進まないときなんでかなあと
一緒に考えましょうね
きっといい案が浮かびます
みんな勉強が好きなんですから


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by forza-passo-71 | 2017-01-28 12:55 | 学習
ある子どもさんが
大人は「本当のことを言いなさい」「怒らないから」というよね
でも必ず怒るよね

と言っていました。

「そうかあ。そんなことが何回かあったの?」と聞くと
「いつもだよ」というのです。

詳しく話を聞いてみるとこんなことでした。

喧嘩をしてしまった彼は何でけんかになったのか黙っていました。
大人から
「本当のことを言ってごらん」
「怒らないから」
と言われたようです。


喧嘩の理由は彼がお友達にしつこくちょっかいを出してしまったからだったのです
言ったら怒られることはわかっていたようです。
でもお友達とどう付き合っていいかわからない彼はお友達に近づいてはしつこくかかわり喧嘩になっていたのです。
「ちょっかいを出すからいけないのよ」と言われるのですがどうしたらお友達と仲良くできるかは誰も教えてくれないのです。

そこで自分の気持ちを言う方法を一緒に考えました。
「仲良くなりたかっただけなんだ」とか「どうやって遊んでいいかわからない」とかいろいろな言い方を紙に書いて並べてどれなら言えるのか考えたのです。
紙に書いて残すことが重要で同じようなことが起こった時にそれを参考にするようになるからです。

そして次はお友達と遊ぶ方法です。
・相手がどんなことが好きかを見て考える
・手を出す前に口で「遊ぼうよ」「~しようよ」などと言う
・相手が何をしているか観察してから声をかける
こんな具合です。

怒ることが重要ではなくどうしたらいいかを教えてあげることが重要なんだなあと実感した出来事でした。
これが重なっていくと「嘘をついて逃げる」ということが繰り返されることになるんだなあと。
自分のことを上手に言えるようになったらいいね。

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by forza-passo-71 | 2017-01-27 19:50 | コミュニケーション

福岡のトータルサポートハローでは発達障がいの方やグレーゾーンの方々が相談に来られます。みんなが悩んで解決したことなどを綴っています。2017年4月よりトータルサポートハローに移行(support-hello.com)


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